ベクトル化レポートを生成する

ベクトル化レポートは、コード中のベクトル化されたループおよびされなかったループとその理由を示します。ベクトル化レポートを生成するには、-vec-report1 または -vec-report2 コンパイラー・オプションを使用します。 これらのオプションは、コード中のベクトル化されたループおよびされなかったループとその理由を示すレポートを生成します。

-vect-report1 オプションは、コード中のベクトル化されたループを示すレポートを生成し、-vec-report2 オプションはコード中のベクトル化されたループおよびされなかったループとその理由を示すレポートを生成します。

-O1 オプションを指定するとベクトル化が無効になるため、コンパイラーはベクトル化レポートを生成しません。 ベクトル化レポートを生成するには、-O2 オプションと -vec-report1 オプションを指定してプロジェクトをコンパイルしてください。

icc -std=c99 -DNOFUNCCALL -O2 -vec-report1 Multiply.c Driver.c -o MatVector

プログラムを再コンパイルし、MatVector を実行します。 新しい実行時間を記録します。短縮された時間は主に、ベクトル化レポートで示されているように、行番号 150 の内部ループの自動ベクトル化によるものです。

Driver.c(150) (列 4): リマーク: ループがベクトル化されました。
Driver.c(164) (列 2): リマーク: ループがベクトル化されました。
Driver.c(81) (列 2): リマーク: ループがベクトル化されました。

行番号および列番号は異なる場合があります。

-vec-report2 オプションにより生成されるリストには、ベクトル化されなかったループとその理由も含まれます。

-vec-report2 オプションを指定してプロジェクトを再コンパイルします。

icc -std=c99 -DNOFUNCCALL -O2 -vec-report2 Multiply.c Driver.c -o MatVector

ベクトル化レポートは、Multiply.c の行番号 45 のループが、ループの入れ子の最内ループではないためにベクトル化しなかったことを示しています。 行番号 55 の 2 つのバージョンの最内ループは生成されましたが、ベクトル化されませんでした。

Multiply.c(45) (列 2): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。
Multiply.c(55) (列 3): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: ベクトル依存関係が存在しています。
Multiply.c(55) (列 3): リマーク: ループはスキップされました: 複数のバージョンがあります。
Driver.c(140) (列 2): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。
Driver.c(140) (列 2): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: ベクトル化は可能ですが非効率です。
Driver.c(141) (列 2): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: ベクトル化は可能ですが非効率です。
Driver.c(145) (列 2): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。
Driver.c(148) (列 3): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。
Driver.c(150) (列 4): リマーク: ループがベクトル化されました。
Driver.c(164) (列 2): リマーク: ループがベクトル化されました。
Driver.c(81) (列 2): リマーク: ループがベクトル化されました。
Driver.c(69) (列 2): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: ベクトル化は可能ですが非効率です。
Driver.c(54) (列 2): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。
Driver.c(55) (列 3): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: ベクトル化は可能ですが非効率です。

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